お疲れ様です。論理学の先生が使っていた「失念しました」がかっこよくて、すぐに使いたくなった中学生みたいなすがです。
好奇心のプロジェクトに関してブログ書いてなかったんですが、もうすでに2転3転してるのでそのへん書いてこうと思います。
「好奇心を育てる場の条件」がテーマということで、まずは好奇心についてそれぞれ調べ、その中でもローウェンスタインの「情報の空白」という考え方を紹介していた記事を参考に軽いプレゼンを行いました。
先生からは定義を明確にすること、好奇心の捉え方の方向性(知識を広げていくことなのか、深めていくことなのか)などのフィードバックをいただいきまして、
それをもとに文献を漁って、好奇心自体や好奇心の種類に関しての知識を深めた上で定義を決めていくことをした結果、
知識を広げていくプロセスである拡散的好奇心によって発生したズレを知識を深掘りすることで解消しようとするプロセスである特殊的好奇心に焦点を当ててプロジェクトを進めていくことにしました。
なので定義としては
好奇心...知識を深めることでズレを低減させようとする欲求(特殊的好奇心)
育てる...知識を深めるプロセス
という感じです。
(多分プレゼンの時に特殊的好奇心のことを知的好奇心と勘違いして進めてたんでそのへんで誤解を生んでたらごめんなさい。チームの人もごめんなさい。)
まあそんな感じで
拡散的好奇心→特殊的好奇心
の「→」のとこの環境や条件をリサーチで詰めていく方向でやろうと思ってました。が、話し合いをするうちに、拡散的好奇心と特殊的好奇心のズレは必ずしも相関があるのかというのが引っかかって。
例えば映画を見るというズレを発生させる拡散的好奇心があったとしても、映画の出演者が気になって調べるという、ズレを低減させる、解消する特殊的好奇心は因果関係があまり感じられなくて。もちろん前段階として映画を見たからというのはありますが、映画を見たということ自体のズレを解消しているわけではないので
拡散的好奇心→特殊的好奇心
は必ずしも成立するわけではないんじゃないかと思いました。好奇心の文献を調べていく中で好奇心に関しての統一された枠組みが無いという記述があったことから、かなり手探りで思考している状況なので不安定な論理ではありますが、個人的には思考が整理されてきている感じはあるのでこの方向に修正していこうと思っています。
それとリサーチのテーマっていうんですかね。環境や条件を調べるためにリサーチを行いますが、特殊的好奇心に当てはまる事案の対象者をどういったカテゴリー?から絞り込むかっていうのを考えてて。趣味、部活、ゲーム、勉強など色々案は出しましたが、どれも安牌かつ抽象的すぎてあまりビシッと来るものがないねーなんて話してました。
ならその人の好きなことを聞くことで(趣味に近いですが)それぞれのインタビュイーの特殊的好奇心の事例を深く掘り下げて環境を知ることが出来るのではないかと思い、実際にチームの国弘ゆうせいに軽くインタビューしてみました。
暇な日は洋画のアクション映画を見るらしく、ワイルドスピードの話をしました。でもやはり前述の出演者の話など気になって調べることを、していた可能性はありますが、記憶として自覚はしていなかったのでこの方法では特殊的好奇心の環境や条件を求められないかもしれないなと。
なので実験を提案してみました。
例えば被験者にひとつの映画を見てもらいます。その映画で気になった点をいくつかメモしてもらい、そのシーンがどんなシーンなのか、どういう経緯でそのシーンに至ったのか、その人がなぜそこが気になったのかというところを詰めることが出来たら、演出された、限られた範囲での特殊的好奇心にはなりますが、環境や条件を知られるのではないかと思いました。
実験で取れるデータ以外の情報が必要となれば補完的にインタビューなどの別のリサーチを行えばいいと思いましたが、問題としてはあまりにも環境や条件に限りがあるなという点です。
映画といってもなんの映画なのか、その映画のどのシーンが気になったのかの結果でどういった環境や条件だったかということがわかる尺度を定められるのか、映画を見る環境は一定なのでその人の好奇心を抱く環境を深くは掘り下げられないのではないか、など挙げると多くあります。
ただ実験という違う視点でのリサーチを思いつけたのは自分としては意外な収穫で。問題はありますが、どうにか解決できる手段がないかなーと先生にも相談しながら見つけていけたらと思います。
あと、これは昨年度のラジオのプロジェクトでも感じたことなんですが、チームで話し合いをする時に、僕の良くないところとして、あまりにも自分の思考を押し付けてしまうというか、メンバーに対して説明する時に言葉足らずで上手く伝えられないまま進めていってしまうところがあって。
これもコミュ力なんですかね。空気感の共有が上手くできないので1人だけ突っ走っちゃうみたいな。普段だとこうはならないんですけどね。
自分でも嫌だなとは思うんですけど。
それでも橋口はるかなんかはちゃんとわからないとこはわからないって言ってくれて、僕も説明してる時に新しいアイデアとか違う視点が出てくることがあるので、そういう反芻して噛み砕く機会を作ってくれるのは凄いありがたいですし。
国弘ゆうせいは僕の突っ走った分かりにくいアイデアをしっかり聞いて理解してくれた上で意見を言ってくれるので、スムーズに話し合いを進められたり。
話し合いとかになるとバーって話しちゃう自分なんですけど2人に助けられてるんでこれからもどうぞよろしくお願いしますという感じで。