ゼミ合宿

お疲れ様です。合宿の最後の集合写真で、みんなが何のポーズもしてないのに1人だけジョルノのジョジョ立ちしちゃってた自分にグッと胸を締め付けられたすがです。

 

森田ゼミの1泊2日の合宿が田口市のいいかねパレットで開催されたので振り返りのブログを書いてこうかなと思います。

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 合宿の内容としては「6チームに分けてそれぞれ1分、合わせて6分程度の音声コンテンツを作る」という課題。

そしてコテンラジオなど複数のラジオ番組制作や、いいかねパレットの運営などをされている樋口さんと西日本新聞社でファンファン北九州というラジオ番組を制作されている横山さん、梁さんの2組の講演がありました。

 

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音声コンテンツをつくる

僕ら「おおきいみかん」チームは2番目の「ゼミ紹介①」担当でした。

制限時間1分ということで、初めは3人チームなので1人20秒で紹介していく形をとったんですが、そうするとただ台本通りの棒読みになったり、3人の絡みが無いので単調なものになってしまいました。

そこで1人が司会役でみんなに意見を聞き、故意に「えー」とか「あのー」をカットせずにインタビューを聞いてる感じに演出するようにして、そのへんは少し改善されたと思います。 

合宿の最後に他チームのラジオと合体させた6分のラジオを聞いたんですが、最初に思ったのはブリッジの完成度高いなーと思いました。ゼミのラジオのブリッジとしては凄くちょうどよかったなという印象でした。全体的にはやはりチームごとに、雑談風、リレーみたいな形とか、個性があって、完成度も高くて聞いていて飽きが来ませんでした。

個人的に気になったことがいくつかあって、樋口さんチームの話し出しの「そうですね」がヒーローインタビューっぽかったなって思ったのと(disじゃないです)、オープニング・エンディングチームのエンディングの入りの「エンディングとりまーす」って言っちゃうとこがくりぃむしちゅーANNっぽくていいなって思いました。めちゃくちゃ個人的ですみません。

結局、自分達のは少し固い印象になっていましたが1分でまとめるという部分ではある程度できたと思います。

ラジオのプロジェクトでも感じたこととして、ラジオを作る上で台本ありきなのは間違いないですが、自動車学校で見せられるビデオみたいな不自然さを取り除いて、かつダラダラ雑談で何を言いたいか伝わらないというのを解消したちょうどいいバランスの構成にできるかっていうのは今後音声コンテンツを作っていくとなれば向き合わないといけないことだなと思います。でも多分フォーマットだけで誰がやっても面白いっていうのは無くて、経験や勉強の賜物で出来ていくスキルという面が大きいと思うので、そこは忘れないようにしようと思います。

 

樋口さんの講演

樋口さんの「音声メディア論」では、自分がラジオ聞いてるってこともあって共感できるとこが凄くあって、音声コンテンツを作ってく上で参考になることばかりでした。

特に印象に残ってるとこを挙げると、「可処分時間の取り合いになる」というとこと、「音声コンテンツは人間主軸」というとこです。

「可処分時間の取り合い」については自分の中で今すでにコンテンツが可処分時間(自由な時間)の取り合いになってるので共感するところが多かったです。人それぞれ趣味があると思いますが、僕はそれがお笑いとラジオなんですね。基本的に暇な時間にテレビとラジオを見たり聞いたりするのはいいとして、洗濯物を干す時、飯を作る時、電車に乗る時、風呂に入っている時、皿洗いをしている時、学校に行く時、などよくよく考えるとラジオを聞いていない時間ほぼないってくらい聞いていました。前まで聞いていたラジオは週10個くらいあったんですが、もう全く時間が足りなくて半分くらいまで減らしたのにこのザマです。僕は極端な例かもしれないですが、世間的に音声コンテンツが一般化すると前述したような状況の人が増えて、音声コンテンツが生活の中に浸透するかもしれないと思うと音声コンテンツに力を入れる企業が増えているのにも納得がいきました。

「音声コンテンツは人間主軸」についてもリスナーとして共感するところが多くて印象に残りました。樋口さんはYouTubeはコンテンツ主軸だけどラジオは人間主軸で、人間がにじみ出るコンテンツとおっしゃっていました。以前ゼミでお話を聞かせていただいたFM福岡の西川さんも「ラジオは人間くさいメディア」とおっしゃっていて、リスナーとして色んなラジオやそのリスナーに触れることが多い自分としても本当にそこは感じます。芸人さんはラジオを公なテレビで紹介されるのを少し嫌がる傾向にあるなって自分の中で思ってて、ハガキ職人と言われるようなリスナーもラジオを聴いていることを公にすることを憚るような感じも受けるので、メディアやコンテンツの最終地点のような、半ばアンダーグラウンドな雰囲気もあるのでそこはラジオというコンテンツの魅力だなと思いますし、テレビで好きな芸人さんやアーティストさんがラジオをやっていたら聴くという人も多いんじゃないかなって思います。だからこそ、人間としてその人を知りたい!の結果として長時間切り取られずにその人の話を完パケで聴けるラジオに行き着くんだろうなと思います。

樋口さんとBBQでお話させていただいて、そのへんのことや芸人さん時代の同期のニューヨークさんのお話とかエレパレのお話を聞けたのは個人的に凄く楽しかったですし、参考になることも多く聴けたのでありがたい機会だったなと思います。

また、録音室で少しラジオ収録を体験させていただいて、普通の会話がラジオになっていく様を目の前で見れたのは凄い体験でした。

また「えー」や「あのー」や言葉の間や、Zoomで収録した際のラグをカットする話などもされていました。僕はプロジェクトで編集を担当したんで同じような編集を体験したことがありまして、恥ずかしながら、その時期に自分の稚拙な考え方で先生にご迷惑おかけしてしまうことがありましたが、樋口さんが高速でそれをやってたのを見てシンプルに凄いなと思いましたし、今後どうするかは別としてこれだけ速くやれるようになったら楽しいだろうなとも思いました。編集を体験したからこそ、凄さが分かったことでもあるので、安直な言葉でしか表せないのが不服ですがやってよかったなと思いました。

 

横山さん、梁さんの講演

西日本新聞社がなぜ音声コンテンツに力を入れているのかという、少しマーケティングに近い内容で、商学部的にぴったりやなと思いました。中でも「ラジオは賞味期限の無いコンテンツ」でストックできるため、営業活動を年中無休で行ってくれるという表現がいいなあと思いましたし、ワンソース→マルチユースで文字と音声のマルチな情報を駆使してユーザーに届けるというのは新聞社ならではの工夫だなと思いました。また、梁さんの行動力から始まった企画ということで、行動力が乏しい自分としては見習いたい限りでした。

 

2組とも本当に参考になる講義をして下さり、その他の時間でも真摯に質問に回答して下さったりと非常にありがたい機会だったと思います。この合宿で学んだこと、自分に出来ること、したいことを整理して今後のゼミでの活動を充実したものにできるようにしたいと思います。

 

スタートアップ授業もっとはよ受けとくべきやった