【ゼミ】盲信

お疲れ様です。メールマガジンを停止しましたっていうメールが来るのが気に食わなくて、メールマガジンの停止ができないのがひどく生きづらいです。

 

前回は好奇心のプロジェクトのゼミ内プレゼンを行い、いくつかフィードバックを頂きました。

今回はそれを参考に、ポストイットなどを使ってもう一度インタビューを見つめ直して、特殊的好奇心の発生する原因の分類を考えました。

 

具体的に、頂いたフィードバックとしては

  • 分類した項目もうちょっと細分化できそう?
  • 懐古・類似は好奇心なの?
  • インタビューデータの分析を深めてみては?

といったところです。

インタビュー結果の分析

まず、今回のゼミでは主にインタビューデータの分析をしました。

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こういう感じでポストイットを貼ってって、これとこれ似てそうとか、遠そうみたいな感じである程度の分類をしていきました。

ある程度の分類ができて、さて、こっからどうしようかと。

そこで、先生から頂いたフィードバックの1つの、懐古・類似は果たして好奇心なのかどうかというところに着目しました。

よくよく考えると、分類したやつって好奇心じゃ無さそうなやつ混じってない?って。類似懐古に限らず。

「特殊的好奇心」にフォーカスしているのに、いつの間にかリサーチありきで、なんならリサーチの結果を前提として考えていたなーって思います。

「特殊的好奇心はズレや矛盾などの認知的な不一致を解消するために特定の情報を探し求めることを動機づける。」(2015 西川・雨宮)

ってプレゼン資料にも書いてたのにですよ。

認知的不一致が起こっていない事象も、僕の主観で、特殊的好奇心のラインを記述の有無で判断していて、好奇心が無いと記述しないだろうとの勝手な憶測から。

そもそも記述されたそれぞれの項目を、好奇心か好奇心じゃないかで分類した後に行うべきだったのに、そこが必須の手順だったのに、目的を忘れたままやってたからこうなってしまったかな。後は憶測に対して疑問を持てなかったこと。

凄く見覚えのある失敗です。

目的を意識していたつもりでも、定義などの、その前後の段階まで意識出来ていなくて。結局、一連の流れをもっと俯瞰的に見る力を付けていかないとなと思います。

 

さて、特殊的好奇心の定義を再確認して、ズレ、矛盾、認知的不一致をキーワードにもう一度ポストイットを見てみると、消える消える。

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  • 言語が違うのに言葉が通じている疑問
  • 想像とのズレ(程度)
  • 今後のストーリー展開への疑問

特殊的好奇心に当てはまらそうなものを隠して、残ったものがこれ。

 

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↑一応その思考のメモも。

 

認知的不一致が起こっていなそうなものを外すとともに、例外的に、プレゼン時には欲求・願望としていた「〜したい」という事象は、拡散的好奇心であると見なしました。

例えば、「洞窟に行きたい」という記述に関してインタビューしていく中で、「洞窟に行ったことがない。」という未経験のことを体験してみたいという新奇な情報を探し求める動機が見られたことに気づきました。

この動機としては、拡散的好奇心の方が当てはまると。

ここも、動画を見るという拡散的好奇心を経ての実験インタビューだから、特殊的好奇心しか発生しないだろうという憶測と、拡散的好奇心の定義への意識の甘さがありました。

 

そんなのもありつつ、残ったものの分類を細分化していったのがこれ。↓

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今のところ、

  • 展開への疑問
  • 程度(大きさ、速さなど)のズレ
  • 矛盾(言語の違い)
  • 偏見?

としました。ただ偏見については、価値観自体、自分の中の常識自体のズレと判断したので、他の3つとはズレのベクトルというか、次元は違う感じはしています。

「育てる」への繋がり

また話し合いで詰めていかないといけない部分もありますが、大幅な修正をして、育てるへの繋がりという部分では今回でかなりクリアになってきたなという印象です。

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認知的不一致を解消するプロセスが総じて特殊的好奇心であるため、今回分類・細分化したズレが、その後そのズレを解消するための行動原理となっているかという部分が今後のインタビューで絞っていく対象となってくるかなと思っています。

現在、「発生」にフォーカスしているのは変わらず。

ただ、解消するプロセスである行動を取っているか否か、そしてそれが個人を形作るライフワークへどのように発展していくかが「育つ」に関してのリサーチのポイントとなってきそうだなという見立てです。

ディスカッションをする中で、解消するプロセスに注目して、「行動」というワードが無意識に出てきていた気はしましたが、プレゼンの時に秋山くんたちが「行動」にフォーカスして進めていく感じだったのを思い出しました。

行動は重要な要素になりそう。

 

 

 

 

キュートアグレッション

 

僕の実家では猫を飼ってる。

喉が渇くと洗面台に登って水を要求するし、名前を呼んだら返事をするし、半外飼いみたいな感じだったので雀を狩ったら玄関の前まで満足気に持ってくる。賢い。

最後のは本当はちょっとだけやめて欲しい。

玄関開けたら雀の亡骸はウッてなる。サトウのごはんでも多分びっくりするのに。

 

猫飼ってる人ならわかると思うけど、かわいすぎて時々捻り潰したくなる。実行には絶対に移さないけど。

いきなり何を物騒なことをって思うかもしれないけど、これは決して僕がサイコパスっていうわけじゃなくて

「キュートアグレッション(かわいいものへの攻撃性)」というれっきとした心理衝動らしい。

可愛いものを見た時、食べたくなったり、つねったりしたくなる衝動。 

原因としては、可愛いものを見た時に分泌されるドーパミンは、攻撃的になるときにも分泌されるようで、それを勘違いして発生するらしい。

 

檸檬」でお馴染みの梶井基次郎も著書の「愛撫」で

私は子供のときから、猫の耳というと、一度「切符切り」でパチンとやってみたくて堪たまらなかった。これは残酷な空想だろうか?
 否。まったく猫の耳の持っている一種不可思議な示唆力によるのである。

と記してた。

おそらくこれもキュートアグレッションだと思う。

キュートアグレッションの存在を知る前は、この小説で、自分だけが持つ異常な感覚じゃないってことを知れただけでありがたかった。

だってめちゃくちゃ怖い。自分の好きなものを壊したくなる欲求なんてバグかなんかやろって。

まあ原因としては実際バグなんか。

 

愛猫を自分の手で攻撃してしまう怖さと同時に、捻り潰したい欲求自体の存在が名前がつくことで肯定される安心感がやってきてなんだか心地が悪かった。

でも安心感の方がでかいのは名前がついたからかな。

原因不明の軽い病気より、病名がついて原因のわかってる重めの病気のが個人的にはマシ。

なのでネーミングは共通認識を持たせるコミュニケーションツールとしても重要だし、人間に安心を与えられるものでもあるのかなと感じた。

それこそゼミでやってる分類もネーミングかな。(ネーミングって書いてるけど、命名というか、概念とか事柄に名前をつけることのこと言ってる)

語彙を増やすことで自ずと広がるものなのかな。

 

 

 

まあ、これで猫様を合法的に捻り潰せる。()

夏に帰省するのが楽しみです。

 

 

 

 

【ゼミ】タイトルが一番むずい

お疲れ様です。人に教えてもらった豆腐チヂミを作ってみたら脱法のもんじゃみたいな見た目になりました。片栗粉仕事して。

 

さて、今回も引き続き好奇心のプロジェクトに関して話し合いをやっていきました。

ここ2週くらいはインタビューをした結果の共有と、それを元に仮説候補となるものの発案、分類みたいなことをしてました。

あとゼミ内でのプレゼンが決まったので、それに向けての話し合いもしつつ。

 

 

仮説候補の分類

前述した通り、インタビューの結果を共有し、それを元に、特殊的好奇心が何を原因として発生するかというところの仮説候補の精査をしました。

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分類の途中経過(上)と現時点での図(下)

インタビューの結果をそれぞれ分析していく中で、経験を原因に発生しているものがほとんどで、その中でもズレが有るものと無いものとか、ズレを原因としていないものとかがあるのかなっていう現時点での結果です。

経験を原因としない部分の項目、図でいうと「観測」の部分が意外な発見だったので、今後ポイントになってきそうだなと思います。

 

正直哲学と同じくらい疲れて、なんでかなって考えた時に、ひとことでいうと言語化の難しさかなと思いました。

このリサーチにおいて、人が持つ感想とか疑問が発生する原因を表現するために使えるのは、僕らが持っている語彙しか無いわけで、当てはめた単語が正解なのかどうなのかとが考えてしまったり。

ブログのタイトルはシンプルにサボりですけど、分類したものをひとことで表すタイトルって本当に難しい。

まあ正解を求めるのはよくないことだというのは理解した上で、もっと良い表現の言葉とか論理がありそうなのになっていう感覚は拭えなくて、どうしても深追いしてしまうことで思考停止したり、堂々巡りの話し合いになったり。

先週と今週で同じような議論になってしまったなという感じはあるのでそこは割り切るべきだったかなと思います。

 

ただ今回の議論では、細かいことは書きませんが、前回もやっとした部分も説明がつきそうな新しい考え方が出てきた感じはするので無駄ではなかったかなと。

より洗練されたモデルみたいなのを創りたいっていう個人的な好奇心も出てきたので、文献とかも参考にしつつ模索していきたいと思います。

 

今後は、今回のリサーチで出てきた候補が別の角度のリサーチでも当てはまるのかとか、また新しい候補が出てくるかどうかとかを調査しながら仮説を建てていこうという予定です。

前期の中間発表までに仮説を設定し、後期に定量調査でその仮説を検証していくという感じ。

なのでプレゼンするのは今回のおさるのジョージのインタビューとそこで出てきた仮説候補の精査までかな。

先生が「今週のゼミで前期の半分くらい」っておっしゃってたので、プロジェクトのスケジュールとしてはちょうどいいくらいかなと思ってます。

ただ現時点では「特殊的好奇心が何を原因として発生しているか」を主としてリサーチしていますが、テーマは"育てる"なので、今後、特殊的好奇心が発生する条件を人為的に、"育てる"の定義に沿うように表現していくための発展の仕方とかも考えておきたいかな。

 

プレゼン

あとはプレゼンに向けて、プロジェクトを進める上での定義の確認とか、これまでの過程がどういう論理でどう展開していってたかっていうのをチーム内で共有して、明確にしていこうとしました。

前述しましたけど、今回はかなり堂々巡りになったり、思考停止して議論が進まないってことが何度かありました。

だいたいそういうとき見ているところがインタビューの結果ばかりで、何を求めて分析をしているのかとか、どういう思考で分類したのかとかを失念したまま議論していた気がしていたので、プロジェクトを全体的に見て、なぜこのリサーチに至ったのかとか、今後どう進めていくのかってところに目を向けることを意識するようにしました。

それで上手くいきましたー!ってなれば良かったけど、そう簡単にはいかなかったです。思考のリフレッシュは出来たけど、煮詰まる前に水を差してしまう感じもしたので、そういうときどうしたらいいかとかももっと学びたいなって思います。

 

プレゼンは今後のリサーチの展望とかも考えていく上で、思考を整理するという部分でも一旦落ち着けるというか、自分達がやっていることを俯瞰的に見ることができる機会だと思うので、それこそ哲学で学んだ「遅い思考」の意識を持ちつつ準備を進めていきたいと思います。

他のチームがどういうアプローチで進めていってるんだろうとか、進捗度合いとかは気になるとこなので、そこも楽しみです。

 

 

 

 

 

【ゼミ】予行大事

お疲れ様です。さっきこたつをしまいました。すがです。

 

ゼミの前の時間にチームで集まり、実験とインタビューの予行をチーム内で行ってみたのでその模様を。

 

その前に、そういえばブログに具体的な実験の内容を書いていなかったと思うので書きます。

実験概要

まず実験の意図としては、特殊的好奇心が発出する条件が一体なんなのかという、プロジェクトにおいての仮説を建てるためのもので、

環境や状況がどういったときに特殊的好奇心が一番高くなるのか。過去や経験との関連性はあるのか。などの情報や傾向を実験で得た上で、文献の記述と照らし合わせながら仮説を建てていこうという方針です。

具体的な実験の内容としては、まず参加者に5分程度の動画を見てもらいます。

動画の内容としては知育アニメの「おさるのジョージ」にしました。(理由としてはストーリーが複雑ではなく、よりフラットな状態で特殊的好奇心が出てくるのではという予想と、あと単純に時間的にちょうど良かったので。これがでかい。)

その動画の中で単純に気になったこと、感じたことを複数個書いてもらいます。

書いてもらった項目に関して、こちらで分析して、必要ならその後インタビューをしていこうという感じです。

ただ、後述しますが、インタビューに関しては今のところフワフワしてます。書いてもらった項目だけで事足りるかもしれない可能性はありますが、それだけだとリサーチのやり方として適してないんじゃないかとか。

まあ臨機応変にやっていこうと思います。

 
予行

では予行の話を。

まず橋口はるかが参加者役として動画を見て気づいたこと、思ったことを書いてもらいました。

↓実際のメモ

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この項目を元にインタビューを行う予定だったんですが、予想通りインタビューが難しいと。知りたいことはあるけど軸にする文献の理論を決めていなかったからか?何をどう聞いたらいいかわからない。(でも決めたら先入観が入っちゃう。仮説検証になるか)

 

なのでとりあえずインタビューはやめにして、書いている項目に注目して、どういうことが書いてあるのかというか、なぜそれを書こうと思ったのかを項目から推察するようにしました。

 

例えば

①「ボールすごいはねる」「おじさんの足でかい」は想像していたボールのはね具合や、想像していたおじさんの足のでかさとの齟齬から起因しているんじゃない?とか

②「種つぶすやつしたい」「水遊びしたい」「どうくつさがしたい」は自分が経験したことないことや、現在出来ていないことが原因なんじゃないか?とか。

(①②はある程度分類したもの)

インタビューの前にこうやってそれぞれの項目を分析して、書いた原因をある程度方向性として定めてから聞いたらいいやんと。まあ想像したらわかりそうなものですけどね、時間置いて分析して、質問考えて、実行するって。でも予行しないとわからなかったことですね。

予行大事。

 

それに、初めのプレゼンでグラフを作ったときに参考にしたローウェンスタインの「情報の空白」という理論と①は対応しているように感じて、点と点が線になるような感覚というか。ある程度、今後どうやっていけばいいのかというような方向性も見えてきたかなとも思いました。

今後は実際に参加者に書いてもらうものも参考にして、それと文献や理論との照らし合わせをやっていくべきかなって思っています。そして、そこから仮説を建てていくという予定です。

 

ただ、リサーチの性質がプロジェクトの順序としてあっているのかどうかというようなことは不安で、自分自身まだ仮説検証に関しては掴みきれていないところがあるので、手探りですが、とりあえず予行の模様と思考を備忘録としてまとめてみました。

 

また哲学対話のブログも書かなければ。あとラジオのキーワードの「こだわり」も考えなければ。

 

【ゼミ】仮説検証と方針

お疲れ様です。最近のマイブームは「てんどんまん ソロ」です。

 

大学が1週間準備期間ということでゼミも休講でしたが、話し合いはしたのでそのまとめとかを。

実験&インタビュー

前のブログに書いた内容と、先生にいただいたアドバイスとかを元に、実験とインタビューに関する話し合いをしました。

今のところ僕らは特殊的好奇心にフォーカスしていこうという感じでしたが、拡散的好奇心を外して特殊的好奇心だけを透かすようなインタビューのやり方がどうも難しそうだったので、こちらで拡散的好奇心が発生した後の状況をつくり、そこから特殊的好奇心を発生させてインタビューを行っていくことにしました。

なので今のプロジェクトの段階としては、

定義づけ

実験・インタビュー(今ここ)

仮説設定

その後のリサーチ....?(未定)

 

って感じで、5月中に実験・インタビューをやって6月頭くらいまでに仮説設定をしておきたいという目論見ですが、多分そんなに上手くはいかないだろうなと。

あとはプロジェクトを進める上で、やっぱり仮説とそれの前提や裏付けを時間かけてでも強くしておく方がいいのかなって思うので、焦る必要は無いのかなと現時点では思っています。

なので次の話し合いではインタビューと実験の予備調査みたいな感じでチーム内での予行をする予定です。

 

仮説検証と方針

タイトルを見出しにするっていう。

ボン・ジョヴィのボーカルがボン・ジョヴィみたいな構図になってどうかと思いますけど。ボン・ジョヴィ知らんけど。

以前先生に相談した際に「仮説検証とはまた違って、方向性は大事だよね」という感じのアドバイスをいただいて、インタビューとかをする時に方向性をある程度決めておかないと、あまりにも漠然としすぎたり、全く必要のない情報ばかり聞き出してしまうことになりかねないと思うので、その方向性というか方針を文献を調べることである程度持っておきたいとは思っています。

仮説検証になってはいけないということと方向性を決めて進めていくことの板挟みというか、そこの解釈の仕方の難しさというのは感じていて。

今回の件で、文献の裏付けと、建てた仮説という信憑性の違いなのかなぁ。とかいう尺度でも考えるようになって、まあそれがあってるかはわかりませんけど、多分経験していくことで感覚としてわかっていくものなのかなとも思うので、ちゃんと気に留めることはしながら彷徨いたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【ゼミ】好奇心

お疲れ様です。論理学の先生が使っていた「失念しました」がかっこよくて、すぐに使いたくなった中学生みたいなすがです。

好奇心のプロジェクトに関してブログ書いてなかったんですが、もうすでに2転3転してるのでそのへん書いてこうと思います。

 

「好奇心を育てる場の条件」がテーマということで、まずは好奇心についてそれぞれ調べ、その中でもローウェンスタインの「情報の空白」という考え方を紹介していた記事を参考に軽いプレゼンを行いました。

先生からは定義を明確にすること、好奇心の捉え方の方向性(知識を広げていくことなのか、深めていくことなのか)などのフィードバックをいただいきまして、

それをもとに文献を漁って、好奇心自体や好奇心の種類に関しての知識を深めた上で定義を決めていくことをした結果、

知識を広げていくプロセスである拡散的好奇心によって発生したズレを知識を深掘りすることで解消しようとするプロセスである特殊的好奇心に焦点を当ててプロジェクトを進めていくことにしました。

 

なので定義としては

好奇心...知識を深めることでズレを低減させようとする欲求(特殊的好奇心)

育てる...知識を深めるプロセス

という感じです。

 

(多分プレゼンの時に特殊的好奇心のことを知的好奇心と勘違いして進めてたんでそのへんで誤解を生んでたらごめんなさい。チームの人もごめんなさい。)

 

まあそんな感じで

拡散的好奇心→特殊的好奇心

の「→」のとこの環境や条件をリサーチで詰めていく方向でやろうと思ってました。が、話し合いをするうちに、拡散的好奇心と特殊的好奇心のズレは必ずしも相関があるのかというのが引っかかって。

例えば映画を見るというズレを発生させる拡散的好奇心があったとしても、映画の出演者が気になって調べるという、ズレを低減させる、解消する特殊的好奇心は因果関係があまり感じられなくて。もちろん前段階として映画を見たからというのはありますが、映画を見たということ自体のズレを解消しているわけではないので

拡散的好奇心→特殊的好奇心

は必ずしも成立するわけではないんじゃないかと思いました。好奇心の文献を調べていく中で好奇心に関しての統一された枠組みが無いという記述があったことから、かなり手探りで思考している状況なので不安定な論理ではありますが、個人的には思考が整理されてきている感じはあるのでこの方向に修正していこうと思っています。

 

それとリサーチのテーマっていうんですかね。環境や条件を調べるためにリサーチを行いますが、特殊的好奇心に当てはまる事案の対象者をどういったカテゴリー?から絞り込むかっていうのを考えてて。趣味、部活、ゲーム、勉強など色々案は出しましたが、どれも安牌かつ抽象的すぎてあまりビシッと来るものがないねーなんて話してました。

ならその人の好きなことを聞くことで(趣味に近いですが)それぞれのインタビュイーの特殊的好奇心の事例を深く掘り下げて環境を知ることが出来るのではないかと思い、実際にチームの国弘ゆうせいに軽くインタビューしてみました。

暇な日は洋画のアクション映画を見るらしく、ワイルドスピードの話をしました。でもやはり前述の出演者の話など気になって調べることを、していた可能性はありますが、記憶として自覚はしていなかったのでこの方法では特殊的好奇心の環境や条件を求められないかもしれないなと。

なので実験を提案してみました。

例えば被験者にひとつの映画を見てもらいます。その映画で気になった点をいくつかメモしてもらい、そのシーンがどんなシーンなのか、どういう経緯でそのシーンに至ったのか、その人がなぜそこが気になったのかというところを詰めることが出来たら、演出された、限られた範囲での特殊的好奇心にはなりますが、環境や条件を知られるのではないかと思いました。

実験で取れるデータ以外の情報が必要となれば補完的にインタビューなどの別のリサーチを行えばいいと思いましたが、問題としてはあまりにも環境や条件に限りがあるなという点です。

映画といってもなんの映画なのか、その映画のどのシーンが気になったのかの結果でどういった環境や条件だったかということがわかる尺度を定められるのか、映画を見る環境は一定なのでその人の好奇心を抱く環境を深くは掘り下げられないのではないか、など挙げると多くあります。

ただ実験という違う視点でのリサーチを思いつけたのは自分としては意外な収穫で。問題はありますが、どうにか解決できる手段がないかなーと先生にも相談しながら見つけていけたらと思います。

 

あと、これは昨年度のラジオのプロジェクトでも感じたことなんですが、チームで話し合いをする時に、僕の良くないところとして、あまりにも自分の思考を押し付けてしまうというか、メンバーに対して説明する時に言葉足らずで上手く伝えられないまま進めていってしまうところがあって。

これもコミュ力なんですかね。空気感の共有が上手くできないので1人だけ突っ走っちゃうみたいな。普段だとこうはならないんですけどね。

自分でも嫌だなとは思うんですけど。

それでも橋口はるかなんかはちゃんとわからないとこはわからないって言ってくれて、僕も説明してる時に新しいアイデアとか違う視点が出てくることがあるので、そういう反芻して噛み砕く機会を作ってくれるのは凄いありがたいですし。

国弘ゆうせいは僕の突っ走った分かりにくいアイデアをしっかり聞いて理解してくれた上で意見を言ってくれるので、スムーズに話し合いを進められたり。

話し合いとかになるとバーって話しちゃう自分なんですけど2人に助けられてるんでこれからもどうぞよろしくお願いしますという感じで。

 

 

 

 

ゼミ選び

お疲れさまです。突如SNSの自己紹介欄に自分の素性とは全く異なる自己紹介を書きたくなるという原因不明の欲求に襲われることが何度かあるんですが、その度「すき家の紅しょうがいっぱいかけます。」っていうのを入れてるので、あぁ自分はすき家の紅しょうがいっぱい入れてる人をかっこいいと思ってるんだと少し悲しくなりました。すがです。

 

ゼミ説明会と、飛田ゼミのなんでも取材班さんからのゼミ募集に関するインタビューが終わってちょうどゼミのことを考える機会が続きましたし、新2年生に向けたゼミ選びblogを書こうというお達しが来ましたので、モリタゼミのこととかゼミ選び期間中のことを書いていこうかなと思います。僕もゼミ選び期間中は先輩方のブログにめちゃくちゃお世話になりましたんで有益なブログになったらいいなと。

あとはインタビューで長々とまとめることもなく話しちゃった気がするし、言いたかったけど言えなかったこととかもあるのでそのへんの言語化も含めて。

飛田ゼミなんでも取材班さんからのインタビュー記事

note.com

 

ゼミ選びの過程

僕たちのゼミ募集の期間は4月末〜5月頭くらいだったかな。webexやzoomでオンラインであるらしいぞという感じで、もちろん新2年生の人達に比べたらまだそこまで苦ではなかったですが、サークルも入ってなくてゼミを結構重要視してた自分としてはかなり不安だったのを覚えてます。

やっぱり対面で行われる合同説明会とかと違って、先輩方に声をかけられたから仕方なく見に行くという感じじゃなく、自分で調べて自分で聞くことでしか情報を得られませんでした。

Twitterなどでゼミや先生方のアカウントを調べて、友人と情報交換をして、説明会を開催しているゼミは色んなところに参加する中でモリタゼミもって感じでした。

ちなみに僕がモリタゼミ以外で気になっていたゼミは

・合力ゼミ:遊びも学びもという感じでシンプルに楽しそうだった。

・藤野ゼミ :藤野先生の雰囲気と創業体験プログラム面白そう。

・樋口ゼミ:樋口先生と話してみて、自分に合いそう。昨年から始まったゼミなので自分達が意思決定してイベント、プロジェクトなどできそう?

という感じです。

その時のモリタゼミの選考方法としては志望動機と自己PRだったのでとりあえず自分のことをひたすらに書きました。先生はモリタゼミは変わった人が多いと言ってたのですが、僕はなんの取り柄もないTHE凡人だという自負があって非常に不安でしたが、ひたすらに自分のことを書いたという感じです。

書いといてなんですが、今年が志望動機、自己PRかはわかんないです。すいません。

 

ひとつ言えるのは、受かることを目的にしちゃうとその後何にもしなくなっちゃうので、そのゼミに入って何をしたいのかというようなビジョンを持って入らないと本当にただゼミに入っただけの人になってしまうかなと思います。僕は少しその感じがあるので反省もあります。

 

ゼミを選ぶ上で重視したこと

僕がゼミ選びの時に重視していたことを書こうと思います。ただあくまでも"僕の"なんで参考までに。

ズバリ、先生との相性です。正直ゼミでこの活動がやりたい!っていうのは無くて、どのゼミでも就活とか卒論に向けた自分のスキルアップに必要な活動はある程度担保されているだろうとのぼんやりした推測があったんで、ゼミでの活動や、就職に有利不利っていうのは優先順位としてはあまり高く見積もっていませんでした。それに先日の自己分析大会でも認識したことなんですが、自分は指導者とか先生を凄く見ちゃうというか、その人によって意欲が削がれた経験もあるので自分に合う先生を選ぼうという感じだったと思います。

モリタゼミの活動自体に興味を惹かれたっていうのも選考要素としてはありました。例えば僕はラジオが好きだったし、ブログも書いてみたかったし、UXも今後の糧となる考え方を身に着けられそうだとかですね。

でもやはり大きな部分としては森田先生の深い懐の居心地のよさというか。方向性を見誤らないように、しかも僕らの考える力を削がずに、上手いこと餌を撒いて導いてくれるような、仏みたいな圧倒的な悟りを感じます。雰囲気というか直感みたいな感じなのであまり参考にならないと思いますが、モリタゼミの人達の話を聞いていると意外と同じように直感的に決めている人が多い気します。

僕は先生との相性を重視しましたが、求める部分は人によって変わるものなので、自分がゼミや大学生活に求めるものが何なのか見つめ直すのも大事なのかなって思います。

 

やっておけばよかったこと

あとは、そうですね、モリタゼミに入って後悔はないですが、もっと色んなゼミを見て、色んな人と話すこともしたらよかったなとも思うので、色んなゼミを回ってみてどんな先生がいるのか、どんな先輩がいるのかと見てみるのがいいと思います。

僕自身少し決め打ちするのが早かったかなと思います。

基本的に知らないことはイコール選択肢が存在しないことだと思うので、そこらへんの後悔が発生する可能性は潰しておく方が気持ちがいいですし、単純に大学の先生方と直接話す機会もそうないので興味深いと思います。

 

色々書きましたが、新2年生のみなさんに伝えたいのは、とにかく色んなゼミを回って先生や先輩と話してみてくださいということです。商学部のゼミはどこも素晴らしいゼミばかりだと思いますので、早い段階で決め打ちするより、とりあえずでも相談か説明会受けに行ってやるわ、くらいでいいと思います。

 

 新2年生の皆さん何かと大変な状況だと思いますが、がんばってください!