夏の終わりの決め方

先日バイト中に冷凍食品の品出しをしていると、お母さんと中学生くらいの息子さんの親子と思われるお客さんがガリガリ君を巡ってこんな会話をしていたのを見つけた。

お母さん「ガリガリ君は買わないよ。もう夏は終わったじゃない。」

息子「いや、まだ夏は終わってない!ガリガリ君は買う!」

ガリガリ君を買うかどうかを夏が終わったかどうかで決めようとしている親子と遭遇した。

 

つまりその家庭では、服の袖の長さや、月日では無く、「ガリガリ君」を夏と秋の線引きを決定する最重要判断材料として採用していると思われる。

果たしてガリガリ君をなんだと思っているんだろうと思いつつ、おもろいエピソードを手に入れた。しめしめと思っていると、どうやらその激アツ親子はガリガリ君を買うことに決めたらしく、買い物カゴにガリガリ君を入れていた。

なんと、夏が継続する瞬間にも立ち会えたのだ。サッカーのVARでPKが取り消されるのを初めて見た時くらい感動した。こんな経験もう二度と出来ない。

 

少なくともその家庭ではまだ夏という認識なのだからということで、遅いかなーと思って行きそびれていた海に、友人と気兼ね無く行くことができた。

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その親子の冬の終わりの判断材料が気になってまだ夏を終われない。